狂人日記

ある男の人生記録です

日本人のアイデンティティ

メジャーリーガーの大谷の活躍が止まらない。大谷はピッチャーだけでなくバッターとしても活躍しており二刀流と言われている。投手としては日本史上最速の165キロを記録し日本史上でも最高レベルの投手であろう。バッターとしても日本史上最高レベルのバッター松井秀喜がメジャーで打ち立てたシーズン31本塁打の記録にまだ前半戦でありながらあと一本と言うとこまで迫った。前半戦で30本も打つとかどう考えても異常である。仮に大谷がバッターオンリーの選手だったとしても異常な成績を残してると言えるが大谷の専門はピッチャーである。ピッチャーが松井のシーズンホームラン記録を前半戦だけで塗り変えようとしてるのである。かつてメジャーで旋風を巻き起こしたイチローの衝撃を超えてる。こんな選手前代未聞過ぎて言葉を失う。私みたいに死ぬほど救いようもない人生を生きてる人間と比較してどれだけ差があるだろうか。雲の上の存在すぎてもはや比較の対象にもならない。世の中光溢れる奴もいれば日陰の奴もいるってわけで、神が世界をそのように創造したわけではなく自然とそうなってるだけのことに過ぎない。私と大谷は同郷だから私が余りにも不幸で大谷が余りにも活躍してる為に私と大谷は何か関係があるのではないかと思えてくる。私と大谷は繋がりがあり大谷か活躍すればするほど私が不幸になるんじゃなかって気がしてくる。誇大妄想かもしれないが人間の幸福は確実に誰かの不幸の上に成り立っている。不幸なくして幸福なしである。だから私は自分の幸福になるエネルギーを吸い取られて不幸になってるのではないか。私は多くの人間の幸福を支える為に存在してるのではないか。自分が余りにも不幸でどうやっても幸福になれないから私は自分の不幸は他人に幸福を提供する為に自らの人生を犠牲にしてるような気がしてくるのである。だから同郷だが大谷が活躍すると大谷活躍するな、俺が不幸になると思うのである。

人間も自然だから人間にも自然の法則が成り立つはずである。最初は無だったのか分からないが(無は定義により無いのだから私は無はなかったと考えてる)宇宙が誕生して惑星が誕生し銀河系が生まれて太陽系が生まれ地球に生命体が誕生した。そして一応進化系の最高形態と言われてる人間が誕生したわけであるが、どうもこの人間とか言われる種は自然の法則からずれてるようである。生物界は絶妙なパワーバランスの元に成り立っていて自然と上手く調和し共存共栄の関係を築いてる。勿論肉食獣は草食動物を食料にしてるが、人間と違って必要以上には摂らないのでパワーバランスは見事に維持される。種が増えすぎると集団自殺するレミングの話は嘘らしいが、何某かの天変地異でも起きなければ自然界は見事な調和を見せて何の問題もなく世界は生成生起を繰り返す。しかし、この人間とか言われる生き物は自然界の異端児であってその必要もないのに自然を破壊し自ら殺しあい必要以上に食物を摂する。何でこんな生命体が派生したのかは知らんが人間は進化系の中途段階にあることが科学的に分かっており更に上位の段階へと進化するのだ。そのときになって初めて人間の謎が解けて人間とは何ともどうしようもない生き物だったと思うだろう。

私と大谷は同郷だが同じく同郷の人間に大谷と同じくメジャーリーガーの菊池雄星がいる。そしてもう一人同郷の人間に高校時代に大谷の高校史上最速の160キロを超える163キロを記録した佐々木郎希がいる。最近岩手の人間の活躍が目覚ましいが、野球以外だとボルタリングの伊藤ふたば、スキーの小林陵侑等がいる。何故岩手からこのように有能な人間が近い時代にたくさん出て来たのかというと差別されて生きてきた東北人の復讐心が原動力としてあったとしか思えない。東北はただでさえ差別されてるがその中でも岩手の差別が酷い。だから、岩手県民の怨念がこれら有能な人間を生み出したとしか思えない。全てを超越した大谷なんかは岩手県民の怨念が結晶化して出て来たとしか思えない。東北土人なんて言われるが、これは自分達を西洋人と同一視して自分達が差別の対象にされてることが屈辱的だからその屈辱を内側にずらして身内を差別することによって劣等感を補償してるに過ぎない。日本人は見ようによっては本当に馬鹿な民族で民族としての誇りや団結よりも外国人と自分達を同一視することを重要視して民族的アイデンティティを確立するよりも外国人との結合を目指す。これはかつては和魂漢才と呼ばれ今は和魂洋才と呼ばれている。日本人が日本のものよりも外国のものの方が優れていれると考える傾向が強いのは否定出来ないだろう。こんか民族だからアイデンティティの確立なんて不可能である。私はそもそもアイデンティティなるものを全く信用しておらず自我の確立も必要ないと考えているが、しかし、今の日本は右翼と左翼に分裂しており、その分裂の症状の原因は日本人はアイデンティティ的に常に不安定だからである。日本の文化の中心には何もないと言われてるが、日本の良い面も悪い面も全て文化の中心には何もないところから出て来ている。だから、日本人は日本の文化の中心には何もないと自覚する必要がある。文化の中心に何があるのかと問われたら何もないがあると答えねばならない。自覚的にそうなることによって初めてアイデンティティ的なものを確立出来るようになり、東北土人とか言って仲間を見下すこともないだろう。大谷のような怪人が出て来たのも文化の中心には何もないからである。何もないからある特定の型にはまることがないので二刀流が可能になったのである。これは日本人の良い面である。悪い面は身内を差別したり左翼みたいな反日が出てくることである。これも文化の中心には何もないからだ。自民党は右翼だが反日であり、国を売り飛ばす売国奴の癖に極右のカルト日本会議とパイプがあるのだから訳が分からない。反日右翼と言った感じだが、安倍は悪夢の民主党政権時代と言ってたが安倍の頃の方が確実に悪夢だったし、安倍は反日の人間がオリンピックに反対してると語ってたが本当に自国のことを思うならば普通ならオリンピックは中止すべきであり、開催するにはデメリットがあり過ぎる。そして何が絶望的かと言うとそんな自民党を国民が支持してるのである。余りにも馬鹿だが私が思うに日本が今有事なのは殆ど全て文化の中心には何もところから出てきてる症状だと思う。勿論GHQの日本人骨抜き政策が功を奏してる面もあるのは事実だろうし、スリーS政策(セックス・スクリーン・スポーツ激賞)により国民が政治に無関心になり性にふけり堕落してしまったのも事実だろう。しかし、日本には反米感情が醸成される余地があったのに戦後はマッカーサー万歳、アメリカ万歳になったのでり、日本が腑抜けて堕落してしまったのには日本にも原因があったと言わざるを得ない。外国を責めてばかりでなく自分達の原因を見ずして改革はない。そうなったのも文化の中心に何もないからだ。後ろ盾となるものがないから押しに負けたのである。団結力があれば国民一願となってアメリカの属国からの脱却を目指すだろうがそうならないのは団結力がなく横との繋がりが弱いからだ。だから、日本の文化の中心には何もないと国民が自覚することである。

人間には宗教、思想、哲学が必要である。日本人は必要ないと考えてるが何故必要ないと考えるかと言うと文化の中心に何もないからである。宗教、思想、哲学を否定するのであれば、何某かの宗教、思想、哲学を持ってくる他にない。従って宗教を否定する宗教、思想を否定する思想、哲学を否定する哲学を持ってくる他にない。それ以外のものでは否定することは出来ないからである。従って、日本の宗教とは無宗教の宗教であり、思想とは無思想の思想であり、哲学とは無哲学の哲学である。これこそが日本人のアイデンティティである。そう自覚することだ。全てはそこから始まる。明文化されておらず、教祖も教義もないけどそういう、宗教、思想、哲学を持ってると自覚的になると日本は変わるだろう。ガチでもう時間がない。このままだと日本は没落してく一方だ。かつて偉人は言っている。汝自身を知れと。汝自身を知らずして改革はない。私は日本人は優れた民族だと思う。たくさんの優れた人間を排出してきた。外語人が知らない優れた日本人はたくさんいる。そう思うが、左翼みたいな馬鹿を生み出す素地のある民族でもある。こういう点は改善したいのである。今日本は変わるべき時に来ている。日本人が日本人の真実の姿を知った時に日本人は変わるのだろう。