狂人日記

ある男の人生記録です

寂しくて虚しい人生だ

俺にはもちろん友達も恋人もいない。寂しくて虚しい人生だと思う。精神的にはギリギリの感じだが、このギリギリの状態がいつまでもつかわからない。

友達や恋人が欲しいと思うこともあるけど、今更感が半端なく、何も出来ずに過ぎ去った日々が甦る。10代20代の頃にしたいことも出来ずにただだらだらと、自堕落で惰性の人生を生きてきたので、今更友達や恋人が出来ても、悲しい過去が甦り強い劣等感や悔恨の念に襲われるだろう。

俺の人生の最大の失敗は自分の人生の貴重な時間を有意義に使えなかったことであり、自分の人生を生きることが出来なかったことである。若い頃から焦ってたが、それでも歳をとるまで時間は無限にあると勘違いしていた。それで、いずれなんとかなるだろうぐらいに達観してた自分がいたが、気付いたら取り返しのつかない年齢になっていた。

若い子達にはなるだけ後悔がないような人生、自分の人生を生きてほしいとおもう。若い頃は永遠とこの若さが続くと錯覚する時期だから時間を無駄にしがちである。それでも俺より最悪な人生を歩む人間はいないだろう。

俺の人生の悲惨は友人に植え付けられたトラウマに始まる。人格を否定されたのである。それまでは明るくて元気で活発な子供だったが、その友人に徹底的に人格を否定され根暗なキャラクターになってしまった。未だにその時のトラウマに足を引っ張られしたいことをしたいように、やりたいことをやりたいように出来ない。

自分の弱さと無知が原因だから、自業自得といえば自業自得なんだが、20数年の時間を根暗なキャラクターとして生きてきたので恨みもあると言えばある。言い返せばよかった。やり返せばよかった。それだけで俺の人生は今とは随分違ったものになったであろう。それで、友達も恋人も出来ない人間、言わば陰キャになってしまった。

毎日が孤独で寂しい人生である。若い子達にには俺と同じ人生を歩んでほしくないと思う。自分の事を非難、否定する人間に出会ったらショッキングだろうが、やり返せなかったりするとトラウマが植え付けられ取り返しのつかないことになってしまう。怖くてもそこは、勇気を振り絞ってやり返すべきだと思う。

したいことをしたいように、やりたいことをやりたいように出来ない人生を送ってほしくないと思う。勿論、人生には完全な自由などあるわけではない。制限の中での自由である。制限を知り初めて自由を知る。そして、その制限の中にある自由を思う存分生きてもらいたいのである。俺はあまりにも自分のことを抑圧し過ぎた。したいことが何も出来なかった。悲しい悲しい人生を生きてきてしまった。時間は取り戻せず、過ぎ去った日々が虚しく甦る。孤独で退屈でつまらん人生がこの先続くだけなのかと思うとげんなりしてくる。

若い子達には自分の人生を生きてもらいたい思う。頑張れ若人よ。