狂人日記

ある男の人生記録です

他人に拒否されるの怖い病

俺は何よりもまして、他人に拒否されるのが怖いのである。
これは私の存在を拒否していた母親との関係が他人との関係にずらされて引き起こされる病的現象だと思われる。
母一人子一人の二人暮らしだったから俺は母親に拒絶されれば他に頼るものがなくなってしまう。

俺の病的現象の全てもここから説明がつくと思う。つまり母親に拒絶されれば俺は完全に一人ぼっちである。一人ぼっちがこわいから友達に見捨てられないために仮面をつけてしまう。そうすると人間関係が上辺だけのものとなってしまう。

ややこしいことに俺の母親は変わり者でそんな母親の自我を受け継いでしまったことと人間関係の辛さは無関係ではない。

母親も俺と同様人間関係が上辺だけであって俺は二重の仮面をつけて他人と接しているようなものであった。

オノ・ヨーコが語っていたと思うが『私は幼少の頃より孤独感を感じていたので大人になるまでそれが孤独感だと気付かなかった』と、俺も似たようなものである。
俺の場合は孤独感以外にも、疎外感や孤立恐怖があったと思われるが、ある大問題に直面するまで自分にそういうネガティブな側面があるとは気付かなかった。

ペルソナとシャドウを抱えて生きている事にある歳になるまで気付かなかったのである。